生活集

22歳

読んだ本のメモ(2021年1月)(20210207)

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※ネタバレしてる

1.『黒執事』1巻~30巻 
(著)枢やな/連載開始:2006年~

30巻分の感想メモだからちょっと長くなっちゃった。

ファントムハイヴ邸連続殺人事件編まで(1~11巻)は遥か昔に読んでいたのだが、期間限定無料公開を機に、はじめから最新刊(30巻)まで一気読み。一気読みの良いところはその「世界」にどっぷり浸かれること〜興奮そのままに。6時間以上ずっと読んでた。一気読みした後はいつも頭がくらくらする。心地良い疲労感。デメリットはいろんな感情や細部をかみ砕けないまま物語の波に押し流されてしまうところ。この感想を書いている今も正直人名や細かいストーリーは抜けてる。だから感想は断片的に印象に残ってるとこ中心。

私が好きなのはベタだけどサーカス編。やっぱり、これぞ黒執事!って思う。サーカス団員たちのキャラ付けが好き(なのにみんなあっさり死んだ)だし、使用人たちが大活躍するとこ最高にゾクゾクする。ヤるかヤられるかの攻防に疾走感が気持ち良い~!で、極め付きはラストの孤児院を訪ねるとこ。え~!?!?後味悪!!!!こういうのだいすき♡♡♡ってなった!あんまり鬱展開過ぎるとしんどい…しんどい…になっちゃうんだけど、やっぱ人間ってクソだね!ア~~辛いよねえかわいそかわいそ♡♡って気持ち悪い感情に浸れる絶妙なラインだった。あと、リジーの覚醒シーンはジーンときた。かよわいかわいいをずっと守ってくれてたんだね君は……。強い女のこと軽率に好きになってしまう病気だよ。リジー一家しゅきしゅきだよ、マジで誰も死なないでほしい(でも万が一死ぬならかっこよく死なせてくれ)。というか、リジーマッマは女王の番犬(シエルパッパ)の実妹なんですよね?それで娘に「エリザベス」とかいう女性君主の代表みたいな名前つけるってセンスイカレてないですか?え?
それで新章さぁ……。アグニ殺す必要あったか!?(たぶんあるよ)。マジで、伏線どこにもなかったよね!?インド組はほっこり要因やと思って完全に油断してた。他の人(現時点の登場人物)は誰が死んでも一応納得はできるのに……。罪を一度でも背負った時点で命の保障はされないってことですか?
で、黒執事読んでて気づいたけどわたしは(たとえどれだけ「人間離れ」していても)あくまで「人間」の範疇にあるキャラの活躍を魅力的に感じるっぽい。悪魔や死神がどれだけ強さを見せてくれてもフーンそうですか。ってなっちゃう。人外の分際で人間のお気持ちにしゃしゃっとんちゃうぞ……みたいな?いや別に嫌いではないんだけどね。

【あってほしくない展開トップ3(唐突)】
3位:藍猫の死/スネークの死
2位:リジー肉人形化
1位:ファントムハイヴ家襲撃(過去編)の内通者がタナカ

無理だと思うけどシエル(弟)幸せになってほし~。おわり。

2.『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』
(著)阿佐ヶ谷姉妹/2018年

タイトルまんまのエッセイ。“共生”という言葉がとてもしっくりくる。穏やかな二人暮らしを垣間見ることができた。おかゆのような優しさ。6畳一間で大人2人が6年間生活して、仕事も一緒で、でも大きな喧嘩は一度もなくて、しかもお互いに無関心とか何かを諦めているとかいうわけではまったくなく、って、本当にすごいことだと思うよ。私は家族でも無理。お互い腹立たしいこともいっぱいあって「小競り合い」はよくしてるみたいだから不満をためないってこともあるんだろうけど、でも全体読んでて思ったのは、結局相手のわがままな部分をお互いに可愛げと捉えてるなあ、それってすごい愛だなあってこと。大きな事件や衝撃的な展開はないけどつくづく奇跡的なバランスで成り立っている二人だと思うよ。

3.『酒と恋には酔って然るべき』第1巻
(著)江口まゆみ・美波はるこ/連載開始:2018年~

タイトルに惹かれて。恋愛パートは正直あまりときめかなかった(ヒーロー役が好きになれなかった……)のだけど、たくさん登場する実在のお酒(日本酒中心)たちがどれも魅力的に描かれていて良かった。グルメ系によくある主人公の飲みっぷり食べっぷりを楽しませる描写は軽くしか描かれてなくて、一品一品テンポ良く進む。良い意味で、スナック感覚で読める漫画だった。

4.『チーズはどこへ消えた?
(著)スペンサー・ジョンソン(訳)門田美鈴/2000年(翻訳版)

表紙が可愛い。導入パートと終わりの戒めパート要らんすぎる~~と思ったけど真ん中部分だけじゃほんとただの児童書で“ビジネス書”にはならんか……。でも要らないと思う。星の王子さま初読と似た感覚(内容どうこうではなく、前評判に期待してたほど自分は良いと思わなかったなあという拍子抜け感が似てる)。話の展開より「この迷路を作った“上位存在”は誰なんだ?」ばっかり気になってた。箱庭観察するマッドサイエンティスト?あとチェダーチーズ食べたくなった。
「読むたびに新しい発見がある」的なこと書いてあったから、社会人になって読んだらまた違う感想になるかもね。

5.『恋はさじ加減』
(著)平安寿子/2006年

恋愛短編集。小説に出てくる食べ物好きだから、そういう題材のやつつい手に取っちゃうんだよね。どれも昔のメロドラマ感満載。リアリティーや共感じゃなく、完全に架空の恋愛物語って感じだった、私にとっては。みなさんカジュアルに恋して浮気してセックスなさいます。ダサい人間ばっか出てくる。でもなんか爽やか。
あと全体的に旧時代的な価値観の男×ウーマンリブ的価値観を取り入れつつも強くはなりきれない女の物語だと思った。だから男にも女にも若干イラつくシーンがいくつもあって、「屁理屈ばっかこねるな!」「シャキッとせえ!」と内心ツッコミを入れながら読んでたけど、人間そんな合理的にはなれないのかもしれん実際。特に1対1の恋愛関係では“男”、“女”のステレオタイプが色濃く出る、普段の対人関係では全然そんなことないような人でも、みたいな話思い出した。

6.『屋根裏部屋の侯爵夫人』第1~2巻
(著)もり/連載開始:2017年~

令嬢系なろう小説(転生ではない)です。「強い」女が主人公かつ展開が早いのでノーストレスでサクサク読める。恋愛要素が真ん中じゃなく脇に置かれてる(けどしっかり恋愛してる)のも良いですね。第2部からが本番。

一覧
1/9 枢やな黒執事』第1~30巻:漫画(ダークファンタジー
1/15 阿佐ヶ谷姉妹阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』:小説(エッセイ)
1/18 江口まゆみ・美波はるこ『酒と恋には酔って然るべき』第1巻:漫画(ラブコメディー)
1/21 スペンサー・ジョンソンチーズはどこへ消えた?』門田美鈴・訳:ビジネス書
1/21 平安寿子『恋はさじ加減』:小説(恋愛短編集)
1/24 もり『屋根裏部屋の侯爵夫人』第1~2巻:小説(ファンタジー