生活集

22歳

四月ばか(20210404)

ついに始まってしまった新生活。ガチのマジなんだなエイプリルフールなのに。辞令交付式は配属先にかかわらず同じ会場でやるので彼氏も昨日から私の家にいる。でも配属先によって朝の集合時間は違ってて、私の方が1時間早く家を出なきゃならない。まさか初日からスーツに化粧をつけるわけにもいかないので、家を出る前にはハグやキスじゃなくてハイタッチ。で、いってきます。

いざ会場に入ると隣の席が昔っからの知り合いだったもんで驚いた。思わずニヤついた。ローカルテレビや新聞の取材班が割と大所帯で来ていた。前の方の席だったので、フラッシュが眩しい。

交付式自体は1時間もかからず終わり、各々配属先へ分かれてゆく。研修も何もないまま(後日集団研修があるらしいが)、たった1人の新人として課に迎え入れられた。戸惑うほど物腰の柔らかい人たちばかりで、逆に恐縮してしまう。しかし今、正直、めちゃくちゃ忙しいらしい。私も初日から決裁書(の出来損ない)を作り、他にもちょっとした雑用をこなした。当然と言えば当然なのだが、私が1の仕事を終える間に周りは50くらい勧めている。戦力外どころかまあ足手まとい。でもみんな超褒めてくれる。お菓子とかくれる。ひええ。そんでマルチタスク苦手なんだけど、ザ・マルチタスク(^-^)みたいな部署に来てしまった。すげ〜〜〜不安。

17時15分、私だけおうち帰ります。新人以外誰も帰らない。いったいいつまで“新人”でいられるのだろうか……。自分の部屋に戻ったらわけもわからず涙が出てきた。滲むぐらいじゃなくて、じわじわポロポロ。普通に泣いた。悲しいとか悔しいとか不安だとか、何か感情があって涙が出るんじゃなく、疲労が涙に溶けて溢れるようだった。これまでにはあまり経験したことのないような涙。ポストに鍵が入っているのを見つけてさみしくなった。つい8時間前まで、ここに彼氏がいた証。

ただ私のえらいのは、ここで座りこんだりせず、すぐご飯を作り始めるところなんだな。彼氏に電話もかけて、喋りながらお料理。今日は豚肉・アボカド・トマトのおうどん。味付けは適当。うーん甘めにしとこっかな〜とかそれぐらい。そういえばまだ炊飯器買ってない。ま、米なんか鍋でもレンジでも炊けますからね。それで、キッチンが良い匂いになる頃にはもうすっかり元気。お腹いっぱいにまでなった日にゃご機嫌で鼻歌まで出てる。自分のこういうところほんと好き。それだけじゃ飽き足らず、洗い物してお風呂入って掃除までして……、いや天才か?途中でやっと届いたカーテンの開封、セッティング、段ボールをまとめるのも。

これだけしてもまだ20時過ぎ。素晴らしきかな定時退勤。時間外労働嫌三(じかんがいろうどういやぞう)に改名しようかな。とかなんとか言うとる間に寝落ちですわ。彼氏の声を遠くに聞きながら。ハッピーライフじゃん。私は元気の取り戻し方を本当によく知っている。というより私の手にも負えんレベルのダメージってもう工夫でどうにかなるもんじゃないと思います(過言)。